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放送研究部

今回の取材は文化部連合会所属の「放送研究部」さんです!!
建学祭や春の新歓では映像作品を発表しているイメージの強い放研さんですが、今回はより深くその活動を知るためにインタビューしてまいりました!
団体名とお名前を伺ってもよろしいでしょうか?
山崎「放送研究部、委員長の山崎です。」
渡辺「副委員長の渡辺です。」
<左が副委員長である渡辺さん、右が委員長である山崎さん>
Q:放送研究部さんはどういった活動をしているのですか?
年に三回番組発表会がありまして、それに向かって作品作りをしています。具体的に作品と言いますと、ラジオドラマのような音声だけのドラマの作品だったりとか、あとは映像だったり。
これはジャンル問わずにバラエティ、ドキュメンタリー、ドラマを作ったり、DJ作品といってこれはテーマに合わせて曲を紹介したり、トークをする作品です。
また、毎週木曜20:00から『東海じゃん』*¹という1時間番組を持たして頂いています。ラジオ放送に向けて学年ごとでコーナーをさせて頂いていまして、各個人が喋ったり、機材を扱ったりとか結構幅広く活動をさせて頂いています。
あとは他大学との交流もさせて頂いていて、放送系サークルの集まりに参加させていただいたり、そこで知り合った他大学生さんと放送系サークルの発表に行ったりして、互いに作品を見たりとかして、技術を公表させていただいたり、友達を増やしたりそういったことを行っています。
<*¹:FMラジオ局であるFMカオンの番組を担当しているそうです!>
Q:具体的に週何回活動しているのですか?
定例会がありそれが月曜と金曜にありまして、それを中心に各個人が定例会を終わった後に収録をしたり、作品を作ったりとかしているんですけど、個人差で活動の幅を広げたりすることも可能なので、出す企画によっては毎週色んな所に撮影のロケ地に行ったり、そういったこともしています。他には編集作業など部員は様々な事をしています。部員さんによっては他団体さんと仲良くなりたい人もいます。基本は、月曜と金曜に活動しています。
Q:放送研究部さんは全体でどのくらいの人数で活動しているのですか?
30名程で活動しております。
Q:男女構成ってどのくらいですか?
代によって変わるのですが、今だと男子がちょっと少ないですね。
Q:やはり雰囲気とかも女性が多いので会話とか多いんですか?
そうですね……やはり和気藹々としてる感じですね。でも男子が少ないからと言って男子が窮屈になる感じではなくて、やはり男女問わず作品作りとかいろんな活動を通じて仲良くなったりするので、先輩後輩の関係はありますが、学年問わず和気藹々としていますねでも、真面目な時は真面目にやっています。
Q:放送研究部に入ってみて、自分にとってプラスになった事などはありますか?
山崎「私が放送研究部に入ったきっかけは、声を使って演技とかしてみたいなと思っていて入ったんですけど、入ってみたら活動の幅が広く、最初は音声とか興味があったんですけど段々編集とか機材とかにも興味が出てきて、今ではドラマを作ったりだとか、自分のしたいことの幅が広がってきて、すごく視野が広がったと感じました。あとは学校の友達以外にも他大学さんの友達とも仲良くさせて頂いています。」
渡辺「私も彼と同じように声を使って演技することを昔からやっていて、自分でも作品を作っています。ここでも色々な人とで作っていきたいなと思っていて、作品作りの幅も勿論、いろんな大学にも行く事で広がりますし、それ以外にも興味を持てたりだとか……また、YouTubeにも自分の作品を発表会以外の日頃から自分の作品を発表する事によって、意識を向上させる事ができ、そういう所が利点かなと思います。あとは放送研究部では特別な資格である「DJライセンス」が取れます。その資格では喋りの試験がありまして、私たちはその資格の3級を持っているんですけど、「東京FM」の特別なライセンスがあり、そこの指導者となっています。まさかなれるとは思っていなかったですけど、そういう特別な役柄を得られる事でやりがいを感じます。」
山崎「自分が作った物に喜んでもらえる場が沢山あるので、そういった目に見えた形で自分の成果が見えるので、そこがやはり部活に入って良かったなと思います。」
お二人方は以前から声を使った活動をなさっていたのですか?
山崎「僕は中学のころ演劇部に入っていたのですが、高校は全く違う文化系のサークルをしていて、その間は全くそういう声の活動に触れていなかったですね。たまたま体験で行ってみようかなと軽い気持ちで行ったら案外良くて入りました。最初は分からないことだらけで、いくら演劇やってたからといって、演劇のやってたことが放送研究部に活かせるかというと部分的な所しか活かされないんですよ。なので初めてのことだらけで大変だったんですけど、やはり先輩方が色々教えて頂いたので、経験者でなくても全然できる環境だったので僕は凄く助かりました。」
渡辺「自分も演劇を少しかじっていて、あとは合唱部で声を使っていたぐらいなんですけども、この放送研究部に入って色々な声の表現ができるんだなぁと思って、色々な表現の仕方を研究しながらやっていたら、先輩たちが優しく教えてくださって、今こうして先輩らしくさせてやらせてもらっています。自分を成長させてくれる場として経験者、未経験者問わず出来るのでむしろ経験者が少ないです。」
Q:高校時代は別のことをやっていて放送研究部に?
渡辺「そうです。後は学科繋がりで広報メディアの人が多く興味を持って来てくれる方がいますね。」
Q:放送研究部に入って大変だった事などは何かありますか?
山崎「言葉がちょっと重複するのですが、入ってみると初めてのことだらけで機材とかは普通じゃなかなか見ないじゃないですか、だから「これどう使うんだろう?」となったり、マイクの使い方一つでも上手い角度とかそういうのもあったりするので、そこでやっぱり失敗することが多くて、作品とかも最初は自分の納得する物がなかなか出来なくて、そこはやっぱり辛かったですね。でも、色々な人と協力したり先輩方と協力したりしている内に、自分の技術が高まって今では偉そうな奴になってます(笑)。今となってはつらい経験も良かったなと思います。」
渡辺「みんな学生なので、番組発表会も運営するのも私たちで、大人も全然いなくて自分たちで四苦八苦しながら、「機材どうやって繋げるんだろう」とか、常に学びながらやっていく事が大変でした。特に先輩がいなくなった今だと私たちが最上級生なので、「自分たちがしっかりしていかなきゃ」という気持ちが強くやっていますね。」
Q:今後、取り組んでいきたいことや目標を教えてください
山崎「そうですね……やっぱり僕たちの一番の目的は放送技術の向上です。具体的に言うとアナウンスはもちろん、機材だったり映像だったりそういったものの向上ですね。僕たちはそれを目指しているのでその向上に向けてより良い環境を作り、次の代にどう受け継ぐか、そして受け継ぎつつもどうやって個々が互いに高め合えるか、そこを目標にしていきたいなと思っています。作品の技術の向上ってやはり目に見えたものじゃないので難しい所が有るんですけど、他大学さんの番組発表会を見に行くと、「やはり中央大学さんは凄いな」などよく思ったりするので他大学さんを超える様な作品作りをして、尚且つ自分たちが納得するような作品作りが出来るようなそんな部活が出来たらなと僕は考えています。」
渡辺「技術力の向上って彼は言ってましたがそれに付随して目に見える形にするにはどうしたらいいかと思っていて、昨年度から大学N本というものが……」
Q:大学N本?
山崎「NHK放送コンテンツ*²」
渡辺「通称「大学N本」と言うんですけど」
<*²: NHK全国大学放送コンテストの事で、各大学の映像作品や朗読等を競い合う大会のことだそうです>
広報とかでもありますよね?
渡辺「はい。」
山崎「広報の方がどちらかというと有名ですね。」
渡辺「そうですね。」
山崎「結構広報の方がワーって。」
渡辺「うんん?(笑)」
山崎「甲子園みたいな感じ。」
渡辺「その大学側として出場させて頂いて一応「映像CM部門」で決勝進出まで行かせていただいて、賞までには行かなかったんですけど本年度はそれを超える様な作品を作れるようなそういった目に見える形で皆の意欲を更に上げて行けたらなと思っています。」

<*²: 収録の際に使われるミキサー。この他にも様々な機材が置かれていました>
映像作品を作られていると思うんですが今まで作成した中で印象に残っているものなどは何かありますか?
山崎「自分の作った物が子供みたいに感じて、尚且つ自分の納得がいった物が良いなって思っていて、僕が一年生の時には熊の人形を動かした映像作品を作ってみたいなという安直な発想から生まれたドラマがありまして、そのドラマが自分一人で企画して編集して撮影してと……初めてやったことなのでそれがやっぱり自分の中でも……後ろの2人*³にも協力してくれたんですけど(笑)。自分の中で忘れられないですね。」
<*³:取材のために他の部員さんたちも同席されていました>
やはり自分が最初に手掛けたものが印象に残っていると
山崎「撮影する時も何回も失敗して上手くいかなくて、そういった記憶も今思えば、良いものが取れたので「やっぱ良かったな」て思います。やはり作品に対する思いは自分の作った物だと強くなっちゃうので忘れられないですね。」
渡辺「私はあんまり映像とか得意ではないので台本もそうだし、強いて言うなら先輩たちが引退する時に、作った映像作品がありまして、そのナレーションとか番組構成とかの意見を言う人だったんですけど、自分の意見とか取り入れてくれたりとか、自分のアナウンスチームをやっているので、自分のナレーションで番組が成り立ち、先輩たちの後押しが出来る様な素敵な作品になったので、それのお手伝いが出来たのがとても嬉しいなと思います。」
最後に新入生に向けて一言お願いします
山崎「僕たちの部活は色々幅広くやっているので、今まで行った活動内容だったりとか部の雰囲気だったりとかそういったものに少しでも興味がある方、ただ単に声を使った事をしてみたい方、機材触りたい方とか、放送してみたいとかではなくて、本当に軽い動機でもいいのでちょっとでもこの部活に興味持って、覗いていただけたらなと思っています。」
渡辺「放送研究部に似たサークルさんがあるじゃないですか、舞台屋さんとか映像研究部さんとか……本当にこの部活はやろうと思えば何でも出来る場所なので、何か一つでも自分の作品を作りたいとか、目標がある人は覗くだけでも是非来てくれたらなと思います、気軽にお越しください。」

トーク上手なお二人に終始押され気味の取材担当者でしたが、放送研究部さんの幅広い活動と取り組みを知る事が出来たように思えます! お二人ともありがとうございました!