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アメリカンフットボール部

今回は体育会所属の「アメリカンフットボール部」さんの取材です!
名で知られる湘南キャンパスのアメフト部さんですが、チームと共に戦うマネージャーのお二人にお話を聞いてきました!
団体名とお名前を伺ってもよろしいでしょうか?
上野「体育会アメリカンフットボール部マネージャー上野です。」
武智「同じく体育会アメリカンフットボール部、主務の武智と申します。」
<左が上野さん、右が武智さん>
Q:アメフト部さんは普段どういった活動をされているのですか?
武智「関東アメリカンフットボール連盟という所に所属していまして、昨年度二部だったのですが今年から一部に昇格したので、私たちが所属するブロックで上を目指して戦うために毎日練習しています。」
Q:活動していく上で試合に臨むのは選手だと思うのですが、主務やマネージャーはどういった活動を行っているのですか?
武智「主にチームの組織作り、基盤の部分を作っていくのがマネージャーの仕事で、選手がプレーに集中出来るような環境を整えたり、他校の方や外部の方とのやり取りだったり、チームを運営していく上での資金面の管理や予定の組み立てなどをマネージャーと主務が中心となって行っています。」
Q:選手と主務の方とマネージャーさん以外に、何かそういった他の役職の方とかもいるのですか?
武智「アメリカンフットボールというのはコンタクトスポーツなので怪我が多いです。そのためトレーナーがいるんですけれども、トレーナーには学生と社会人が所属していて、身体の治療や怪我をした時のトレーナーと、フィジカル作りためのトレーニング中心のトレーナーの2種類があります。アメリカンフットボール部の組織の大まかな内容としては、選手、マネージャー、トレーナー、学生、あとは社会人、先生、監督です。」
Q:学生でもトレーナーとして活動している方が多いのですか?
武智「はい、もちろんチームに専属で社会人のトレーナーの方とドクターの方がいらっしゃるのですが、学生でも勉強してテーピングを巻いたり、肩の治療なども学生が行っています。社会人の方が来れない事もあるので、その時も同じ対応が出来る様に学生も頑張っています。現在トレーナーの学生は5、6名います。」
Q:アメフト部さんは全体でどのくらいの人数の方が所属していますか?
武智「4年生は抜けてしまいますが、推薦で新たに一年生が入ってくるので、スタッフ含め大体80~90人ぐらいが活動しています。」
Q:選手以外だとトレーナーは5人ぐらいだと伺いましたが、マネージャーさんもそのくらいですか?
武智「今は8名います」
先ほど推薦と仰っていましたが、高校とかでアメフトやっていた方が推薦で来るということですか?
武智「あまりアメリカンフットボールをやっている学校は無いんですけど、その中でも何校かやっている高校があって、そこからスポーツ推薦という形で毎年若干名ではありますけど、トライトンズに入部させてもらっています。ただ、アメリカンフットボールは大学から全然始められるスポーツです。なので大体推薦が半分と初心者が半分です。」
Q:では半分以上は大学から始められた人が?
武智「もちろん、高校から経験している人も活躍しているんですけど、意外と高校の時は別のスポーツをやっていた人や、何もしていなかった人の方が変なクセとかがなく飲み込み早いので、試合で活躍している人が多いです。ここ数年は割と初心者の人の方が試合に出ている傾向にありますね。」
Q:ちなみにお二人は高校時代とかアメフトに携わっていたりしていましたか?
上野「バスケットボール部のマネージャーをしていました。」
武智「私はバレーボールの競技者だったのでマネージャーは初めてです。」
Q:では全体を含めそんなに経験者はいないということですか?
武智「東海大学の付属である高輪高等学校に唯一アメリカンフットボール部があって、そこからトレーナーやマネージャーを経験してそのまま東海大学のアメフト部に来たという人もいたのですが、今は居なくて……ほとんどは大学から始める人が多いです。」
Q:アメフト部に入って良かったということや、自分にとってプラスになったことがあったら教えてください
上野「高校でもマネージャーをしていたのですけど高校と大学では全く違っていて外部の方や上の人と接する機会が多くて、これから社会に出ていく為の成長をしていけるのではないかなと、この一年部活をやってきて思いました。これからも成長していきたいなと思います。」
武智「大学から初めてマネージャーになって、選手ではなくて裏方の仕事をしていますが、高校の部活とは違って組織がしっかりしていて、同じ目標を持っているのはどの部活も同じだと思うのですけど、それに向かって行くユニットというか、誰もが同じ方向に向かう体制が自分にとって魅力だと思います。もちろん私たちは選手ではないのでフィールドに入って戦うことは出来ないですが、その為に選手が戦えるようにどうしたら良いのかをトレーナー、マネージャー、監督と関わっているすべての人が考えて、一緒にそこに向かって行けるような環境がチームにはあるのは凄く魅力に感じるし、自分自身その環境で働けているのは良いなと思っています。選手の面で言うと、やっぱり入学した時は体が小さくて、高校はサッカーや野球、柔道をやっていましたとか、本当にいろんな人が入るのですが、最初は本当に下手で、当たったこともない人たちが多かったのですが、練習を積み重ねることで自分の強みが生かされるんです。例えば、細くても足が速くて活躍できるし、身体が大きくて足が遅くてもパワーが活かされたり、その人毎に強みが生かせるスポーツなので、そういう選手がゼロからのスタートから一年間で、自分の強みをどんどん活かして試合に出ている姿を見ると、支えている身として見ると凄くうれしく思います。」
自分の強みを活かせるスポーツですか
武智「よく『体が大きくないと出来ないスポーツなんですか?』と聞かれるんですが、体の細い人でもポジションによって活躍できます。自分の力に自信を持っている所があればそれが戦力になります。例えばサッカーやっていた人でキック力が強いなども戦力になります。なんでも出来たら良いとかではなく、強みを磨いていくことが大切です。」
Q:アメフト部に入って大変だった事はありますか?
上野「雨の中練習を行うことがあるので、寒いなって(笑)」
武智「基本、試合とかも雷とか危険じゃなければ雨でも全然やるので、結構マネージャーはビデオとか撮っていると動かないので怖いです(笑)。あとは選手も100人近くいて、支援してくれている方も沢山いらっしゃるなど、結構大きな組織なので責任が大きいです。一つひとつの仕事に責任をもって取り組まなくてはいけない事と、試合や練習の準備とかを選手とスタッフがしててもイレギュラーな事も多く、そういう対応とかは頭を使って判断したり気を使っています。簡単ではないのですけど、成長はしていけます。」
Q:これからの目標を教えてください
上野「去年一年経験して、分からないことだらけで、目の前のことをやりこなすので精一杯だったんですけど、今年は一年やったことを活かして自分から行動できるよう、先を読んで行動できるようなマネージャーになることが目標です。」
武智「一つの活動に向かって、皆で頑張ることって意外と難しくて、でも二部から一部に上がるだけでも色々な思いをそれぞれが持っていて、スタッフはもちろん、選手もその他の方々も同じ目標に向かうのはすごく難しくて……だからこそ、その思いが届いて一部に上がれたことは本当に嬉しくて、皆キラキラしていました。その思いや今まで繋いでくださった物は絶対に途切れさせてはいけないと思っていて、今年さらに上に向かって頑張って行くために、チーム一丸になって頑張ることが必要だと思っています。なので私はチームの一員として貢献していきたいなと思っています。選手支えてるという気持ちではなく、裏方で選手と一緒に戦っているという気持ちで一年間過ごして行きたいと思います。」
最後に新入生に向けてメッセージがあればお願いします
上野「私も大学入るまでアメフトを知らなくて……正直、アメフト部のマネージャーになった事も人からびっくりされるぐらい予想外の選択肢でした。その分沢山やりがいがあって、選手も頑張っている姿を間近で見たり、凄く大変なことも沢山ありますが、その分得られることも沢山あるので選手もマネージャーもトレーナーも入って頂ければなと思っています。」
武智「大学生活始まる時って大きく環境が変わる時だと思うのですが、ただ環境が変わるのではなくて、新入生の方には自分自身で環境を変えて行ってほしいなって思っています。その一つのきっかけとして、私たちと一緒に戦って行けたらなと思っています。何かの為に全力でやる事ってあまり機会がないと思うので、私自身と選手も充実した日々や忙しい時もありますが、何かに向かって全力でやっているので充実しています。環境を変える機会をきっかけに自分の足で変わっていって欲しいなと思うので、ぜひ仲間になって一緒に戦って行けたらなと思っています!」

お二人のアメフトへの熱意がひしひしと伝わって来るインタビューでした!
練習の合間を縫っての取材でしたが、本当にありがとうございました!